昨日、読みかけだった本をやっと読み終わりました。
「ビートルズ派手にやれ!」(アラン・ウィリアムズ著)。
まだ若く、いつも薄汚れた恰好をして、
そこいらにいるリヴァプールの若者と同じく破天荒、
ただ、彼らの作り出す音楽の素晴らしさや、
個人が放つ眩しいくらいの個性を見出した
ビートルズ最初のマネージャーであるアラン・ウィリアムズ。
無名時代のビートルズと、ずっと一緒に過ごしてきた彼が描く
ビートルズや当時の音楽シーンの話はとても面白かったです。
が、
随所に、将来とんでもない金を産みだす、
そんな金のなる木のようなビートルズを、結局は手放してしまったという
悔しさと未練がタラタラと書かれておりまして(笑)、
最初は、お金の話ばっかりだなー・・・・と思いながら読んでいたけれど、
後半は、もう笑っちゃうくらいの未練がましさに、
そりゃ〜悔しいよね〜と、こっちまで納得しちゃうんですよ。
晩年には、1961年に録音されていたビートルズの音源テープのことを思い出し、廃墟と貸した事務所に埋もれていたテープを発見して、
それをジョージとリンゴに売りつけに行くのだけれど、
ジョージとリンゴに、お金が無いから無理だとはねつけられちゃうですよ。
彼らに自由になるお金が無かったかどうかは疑わしいですが、
結局、押し問答の末に、ジョージがポケットからルビーの原石を16個渡した。
なんて裏事情も書いてあって、そのやり取りの面白さに笑っちゃいました。
それより、私はビートルズには5人目のメンバーがいたことを知りませんで、
楽器のテクニックは劣っていたけれど、
芸術、特に絵画の世界では今後の美術界に間違いなく貢献するであろう
稀有な才能を持ち合わせていた5人目のビートルズ、
スチュアート・サトクリフ。
彼はビートルズに多くの影響を与え、
特にジョンに与えた影響は大きかったようで、
とても深い友情関係だったようです。
そんな彼は、音楽の世界よりも、美術の世界で生きていくことを決意し、
ビートルズを脱退した後、数々の作品を残すのですが、
21歳の若さで他界してしまいます。
無名時代、リヴァプールの若者だったビートルズと共に生き、
ビートルズという存在に多大な影響を与えたスチュアート。
生きていれば、きっと美術の世界でも大成功を収めていたのでしょうね。
明日のMojo Hand LIVEは、ブルース祭で御座います。
ブルースと聞くと、難しいのかしらと思われる方も多いと思いますが、
タッドさんは、ブルースの曲の意味や、その時代のアメリカの歴史など、
とても分かりやすく説明してくれながらライブをしてくれるんですよ。
あまりブルースという音楽に馴染みの無い方でも、
間違いなく楽しんでいただけると思います!
ぜひ、お時間ある方は一緒にブルースを感じ、
ブルースやアメリカの歴史背景などについて勉強してみませんか?
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【 T.A.D三浦・桑田健志 LIVE! 】
■日時 2010年10月8日(金)
open 18:30/ start 19:00
■会場 Mojo Hand craft&cafe
恵庭市相生町142番地 JR恵庭駅前通西口側徒歩3分
tel(0123)33−4447
■チケット ¥2,000 (1drink付)
■ライブ *T.A.D三浦
*桑田 健志